本文へ移動
トップへ

特集

11〜3月の子育て手続きカレンダー、年齢別の締切と過ぎたらどうなるか

この冬いちばん取り返しにくいのは、年長の子の麻しん風しん(MR)第2期で、期限は2027年3月31日です。保育園、学童、就学援助、年末調整、確定申告まで、11月から3月の締切と過ぎたときの扱いを年齢別に1枚のカレンダーに並べました。市区の日付は例として載せています。

公開 約12分mamedia 編集部
文字
11〜3月の子育て手続きカレンダー、年齢別の締切と過ぎたらどうなるか

この記事でわかること

  • MR第2期は2027年3月31日まで。大阪市は過ぎると全額自己負担で1万円程度と案内
  • 保育園の一次に遅れても、横浜市は12月23日から2月2日まで二次を受け付ける
  • 年末調整の出し忘れも医療費控除も、還付申告なら翌年1月1日から5年間出せる

この冬いちばん取り返しにくい締切は、来年小学校に入る子の麻しん風しん(MR)第2期で、2027年3月31日です。過ぎると定期接種の扱いから外れ、費用が自己負担になることがあります。反対に、年末調整の出し忘れや医療費控除は、あとからでも確定申告で間に合います。

11月から3月までの手続きを、年齢の帯と「過ぎたらどうなるか」の色で1枚に並べました。お子さんの年齢の帯と、いちばん下の帯だけ見れば足ります。

2026年11月から2027年3月の手続きを、年齢の帯と月の軸に並べたカレンダー。色は過ぎたときの扱いで、濃い茶色が過ぎると戻せない、緑の枠が遅れても道はある、点線があとでも間に合う、薄い灰色が届くものや確認するもの。0〜2歳は、保育園の一次が杉並区11月30日、名古屋市12月10日(オンラインは11月26日)、結果は杉並区1月15日公表(電子申請の人)、板橋区2月5日通知、二次は横浜市12月23日〜2月2日、板橋区2月12日まで、MR第1期は2歳の誕生日の前日まで。3〜5歳は、幼稚園の願書が横浜市と大田区で11月1日から、預かり保育の認定は使い始める前に申請し申請日より前には戻せない、MR第1期の特例は2022年4月2日〜2023年4月1日生まれで市区町村が認めた子が3月31日まで。来年小学校に入る子は、MR第2期が2020年4月2日〜2021年4月1日生まれで3月31日まで、就学時健診は市が実施し法令で入学の4か月前、遅くとも3か月前までで、大阪市や広島市は受けられなくても入学に支障なし、入学期日の通知は1月末まで、就学援助の入学前支給は熊本市12月4日と1月22日、長野市と名古屋市1月31日で過ぎたら入学後に申請、学童は沼津市とさいたま市(公設)の一次が11月30日、二次はさいたま市(公設)12月1日〜2月5日、沼津市2月1日〜28日。小学生は、学童の次の年度の分が静岡市で二次1月17日まで、MR第2期の特例は2018年4月2日〜2019年4月1日生まれで市区町村が認めた子が3月31日まで。どの年齢の家庭にも、年末調整は出し忘れても確定申告で追加できる、医療費控除などの還付申告は令和8年分が2027年1月1日から5年間、ふるさと納税は寄附をする場合12月31日で年の区切り、確定申告は納める税がある人が2月16日〜3月15日で期限後は無申告加算税や延滞税がかかることがある、園の休みの例は12月29日〜1月3日で急な発熱は#8000へ、児童手当の振込は12月に10月と11月の分、2月に12月と1月の分、児童手当の申請は出生や転入の翌日から15日以内で遅れた月の分は原則受けられない、インフルエンザの予防接種は締切がなく注射のワクチンは13歳未満は2回で流行は例年12月〜3月ごろ。
11月から3月の手続きを年齢の帯に並べ、過ぎたときの扱いで色分けしたカレンダー作成: 編集部 / 出典: 厚生労働省、こども家庭庁、国税庁、総務省、各市区

戻せない締切は3種類だけ

色の分け方は、公的機関と自治体の案内に書かれた「過ぎたときの扱い」をもとに編集部で決めました。

  • 過ぎると戻せないものは3種類です。定期接種の期間、預かり保育の認定、児童手当の15日。
  • 遅れても道はあるものには、保育園と学童の一次、就学援助の入学前支給、納める税がある確定申告が入ります。結果や受け取りが遅くなったり、税が加わったりします。
  • あとでも間に合うものは、年末調整の出し忘れと医療費控除です。

分けにくいものが2つあります。ふるさと納税は寄附をする家庭だけの話で、12月31日を過ぎると翌年の分になります。就学時健診は、案内を読んだ3市が受けられなくても入学に支障はないと答えていますが、大阪市は別日の受診もできません。

手帳に先に書くなら、濃い札の日付と、使うつもりの保育園や学童の一次の日付です。市区の名前が付いた日付はその市区の例で、全国の決まりではありません。お住まいの市区町村の日付に置き換えて読んでください。

0〜2歳は保育園の一次と二次

手続き 締切 過ぎたら
保育園の一次(4月入園) 杉並区は11月30日、名古屋市は12月10日 二次があるか自治体に確認
保育園の二次 横浜市は12月23日〜2月2日、板橋区は2月12日まで 自治体に確認
MR第1期 2歳の誕生日の前日 定期接種の対象から外れる

同じ市の中でも、締切は1つとは限りません。名古屋市の12月10日は窓口の日付で、オンラインは11月26日に閉まります。杉並区の11月30日も、電子申請は午後5時の送信まで。

一次の受付を閉じた自治体でも、道は残ります。横浜市は10月28日、板橋区は10月23日に一次を締め切りましたが、どちらも二次を受け付けます。

ただ、二次にどれだけ枠が残るかまでは、案内からは分かりませんでした。結果は、杉並区が1月15日に電子申請の人向けに区のサイトで公表し、板橋区は一次が2月5日、二次が3月12日に通知する予定です。

点数の考え方や就労証明書の頼み方は、4月入園の保活の段取りで扱いました。

MR第1期の期間は1歳の1年間で、この冬の日付ではなく誕生日で切れます。厚生労働省はリーフレットで、1歳になったらできるだけ早く接種を検討するよう呼びかけています。

年少と年中、来春入園の子は願書と預かり保育の認定

手続き 締切 過ぎたら
幼稚園の願書 横浜市と大田区は11月1日から受付 日程も過ぎたあとの扱いも園に確認
預かり保育の認定 使い始める前に申請 申請日より前には戻せない
MR第1期の特例 2027年3月31日 特例が終わる

来春から幼稚園に入る子の願書は、横浜市の案内では原則として各園で受け付け、配布の方法や受付の手続きは園ごとに違います。

読み落としたくない行が、預かり保育の認定です。共働きなどで幼稚園の預かり保育の無償化を使うには、市区町村の施設等利用給付認定が要ります。こども家庭庁は自治体向けFAQで「認定開始日を認定の申請日より前に遡及することはできません」と答えています。一宮市の案内にも、申請前に使った分は無償化の対象にならないとあります。

だから、4月の初日から使うつもりなら、入園の手続きのときに申請の時期を園か市区町村に聞いておくと確実です。

MR第1期の特例は、2024年度にワクチンが行き渡らなかった地域があったための措置です。対象は当時2歳になった子で、大阪市の案内では2022年4月2日〜2023年4月1日生まれ。受けられなかった理由がワクチンの偏在だと市町村長が認める場合に、2027年3月31日まで定期接種として受けられます。1当てはまりそうなら、市区町村の予防接種の窓口で聞けます。

来年小学校に入る子の5つの予定

手続き 締切 過ぎたら
MR第2期 2027年3月31日 定期接種の対象から外れる
就学時健診 市が実施する時期。法令では11月末、遅くとも12月末まで 入学に支障なしと案内する市がある
就学援助の入学前支給 熊本市は12月4日と1月22日、長野市と名古屋市は1月31日 入学後に申請
入学期日の通知 1月末までに届く 届かなければ教育委員会へ
学童の一次 沼津市とさいたま市(公設)は11月30日 二次へ

MR第2期は3月31日まで

「戻せない」と書いたのは、厚生労働省の資料に「接種対象期間内に接種をしなければ、制度上、定期の予防接種という扱いにはならない」とあるからです。今年度の対象は2020年4月2日〜2021年4月1日生まれの子。大阪市の案内(2025年6月版)なら、期間内は無料で、過ぎると全額自己負担で1万円程度です。

過ぎても、任意接種として受けることはできます。費用の扱いは自治体で違い、港区のように、機会を逃した2〜18歳の区民に任意接種の費用を全額助成する区もあります。過ぎてしまったときも、まず市区町村に聞く価値はあるでしょう。2

受けそびれている子は、めずらしくありません。リーフレットにも「就学前の2回目の接種を忘れてしまう方が多い」とあり、2024年度の第2期の接種率は91.0%で、国の目標の95%に届きませんでした。2回目の目安は「5歳になったらできるだけ早く」。受けられる医療機関は、市区町村の案内で分かります。

就学時健診は日を動かせるかが市で違う

法令の時期は入学の4か月前まで、手続きに支障がなければ3か月前までです。3扱いは読み比べると市でかなり違います。大阪市は「別日や別会場では受診できません」とし、さいたま市も指定された小学校以外では受けられないとする一方、広島市は他の小学校でも受けられ、早いほうの日付の1週間前までに連絡すれば変更できます。日を動かせるかは、市によって正反対でした。

それでも、受けられなくても入学には差し支えないという点は、3市で同じでした。

もちろん、受けなくてよいという話ではありません。大阪市は受診を強制しないとしながら協力を求め、広島市の案内には、入学までに必要な治療があればかかりつけ医に相談するようにとあります。行けないと分かった時点で、案内にある連絡先へ伝えます。

就学援助の入学前支給は過ぎても入学後に申請できる

就学援助の入学前支給は、所得などの条件に当てはまる家庭向けです。文部科学省の2024年度の調査によると、小学校の入学者に入学前支給をした市町村は87.0%(1,747のうち1,520)でした。認定基準も費目も市町村で違います。たとえば熊本市は、12月4日までの申請で2月上旬、1月22日までで3月上旬の支給予定です。額は小学校で64,300円(2026年度の実績)。

締切を過ぎたら、どうなるのでしょう。長野市は「期限を過ぎたものは受付できません」と書く一方、入学後の4月には学校で就学援助を受け付けます。3市とも入学後に申請できます。ただ、新入学の学用品費の扱いは市で違い、名古屋市は6月1日ごろの支給、熊本市は入学式までに認定された場合に6月の支給、長野市は今年度の案内で4月30日までに申請した1年生が対象です。

入学期日の通知と学童の一次

入学期日の通知は、家庭から動かなくても教育委員会から届きます。学校教育法施行令の定めでは入学の2か月前まで。4目黒区の発送予定は12月中旬で、届かないときや失くしたときの問い合わせ先も案内にあります。

学童の一次を過ぎても、さいたま市(公設)の二次は12月1日〜2月5日、沼津市の二次は2月1日〜28日です。沼津市の案内には、不承認でも「入会資格そのものが喪失するわけではありません」とあり、退会者が出れば年度の途中から入れることもあります。放課後の組み立ては、小1の壁の段取りが参考になるはずです。

小学生は学童の更新とMR第2期の特例

手続き 締切 過ぎたら
学童の次の年度の分 静岡市の二次は1月17日まで 年度途中の受付を確認
MR第2期の特例 2027年3月31日 特例が終わる

学童には、年度ごとに申請が要る市があります。静岡市のよくある質問には「児童クラブは年度ごとに申請が必要です。」とあり、二次を過ぎても、5月、6月、9月〜3月の入会は希望月の前々月に受け付けます。静岡市の二次は、一次のあとに定員の空きがなければ入れません。いま通っている子も同じ扱いかは、市区町村の案内で確認できます。

小学校に上がると受けられないと思っていた家庭にも、MR第2期の特例という道が残っています。対象は2024年度に年長だった子で、大阪市の案内では2018年4月2日〜2019年4月1日生まれ、いまの小学2年生にあたります。ワクチンの偏在で受けられなかったと市町村長が認める場合に限られ、2027年3月31日で終わります。

どの年齢の家庭にもあるお金の区切り

手続き 締切 過ぎたら
年末調整の控除証明書 勤め先の案内の提出日 確定申告で追加できる
ふるさと納税(寄附をする場合) 12月31日 翌年の分になる
児童手当の申請 出生や転入の翌日から15日以内 遅れた月の分は原則受けられない
医療費控除などの還付申告 2027年1月1日から5年間 5年以内なら間に合う
確定申告(納める税がある人) 2月16日〜3月15日 無申告加算税や延滞税がかかることがある

11月は、控除証明書の封筒を探すところから始まる家庭もあるでしょう。国民年金保険料の控除証明書は、1〜9月に納めた人の分を日本年金機構が10月23日から11月上旬に順次郵送します。電子データの送付対象の人には郵送されません。

それでも間に合わなければ、確定申告で足せます。国税庁の確定申告書等作成コーナーには、年末調整で申告していない生命保険料、地震保険料、iDeCo、国民年金保険料を追加する場合の案内があります。例に挙がるのは「生命保険料控除証明書が届かず、勤務先への年末調整に間に合わなかった場合」。

ふるさと納税の税の軽減は、総務省の案内によると「1月~12月」の年単位。年内か年明けかで、どの年の分になるかが変わります。なお、ワンストップ特例を申請していても、医療費控除などで確定申告をすると特例は適用されません。その場合は、確定申告に寄附の分も書きます。

児童手当の振込は偶数月で、12月に10月と11月の分、2月に12月と1月の分が入ります。何日に入るかは市区町村の案内に出ます。生まれたときと引っ越したときは、翌日から15日以内に家庭から申請します。こども家庭庁の案内には「申請が遅れると、原則、遅れた月分の手当を受けられなくなります」とあります。申請が翌月にずれても、15日以内なら申請した月の分から出ます。

医療費控除は、締切を勘違いしやすい手続きです。3月15日を過ぎたら終わりと思いがちですが、税が戻ってくるだけの還付申告は「確定申告期間とは関係なく、その年の翌年1月1日から5年間」出せます。令和8年分なら2031年末まで。税務署の窓口の受付は2月16日からでも、還付申告はそれより前に出せます。

12月31日は、この手続きの区切りでもあります。令和8年分の対象は、2026年中に払った医療費で、生計を一にする家族の分も合わせて数えます。金額の数え方や領収書の扱いは、ベンチャー・スピリット!の医療費控除の申告の準備で詳しく読めます。

一方、納める税がある人の確定申告は話が別です。自営やフリーランスなどで税を納める人の期限は2027年3月15日で、遅れると無申告加算税(自主的に申告すれば納める税の5%)と延滞税がかかることがあります。気づいたら、国税庁の言葉どおり「できるだけ早く」。期限から1か月以内など一定の要件を満たせば、無申告加算税はかかりません。

園が閉まる6日間と冬の体調

年末年始の休みは園によって違います。杉並区が案内する私立保育園の例では12月29日〜1月3日が休園で、今年度の暦なら火曜から日曜までの6日間。世田谷区には、就労している家庭向けに12月29日と30日に預かる年末保育があります。仕事納めが30日の職場なら、ここが家族の段取りの山になるかもしれません。

その6日間に子どもが熱を出したら、頼れる窓口は2つあります。子ども医療電話相談(#8000)の受付時間は都道府県で違いますが、厚生労働省の一覧(2026年5月22日現在)では「休日」に年末年始の休暇が含まれます。夜間は翌朝まで受け付ける都道府県がほとんどで、高知県は翌午前1時までです。休日でも受付が夕方や夜から始まる道府県があり、大阪府は19時からなので、昼は医療機関の案内を先に見ます。開いている医療機関は、厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)の「休日夜間対応医療機関」で探せます。受診の目安は夜や休日の発熱の目安に書きました。

インフルエンザの予防接種に締切はありません。厚生労働省のQ&Aによると流行は例年12月〜3月ごろで、ピークは1月末〜3月上旬。流行前の接種が望ましいとされています。注射のワクチンは13歳未満は2回接種です。鼻に噴霧するワクチンは回数が違うので、医療機関で聞けます。子どもは定期接種の対象ではなく、費用は原則全額自己負担ですが、独自に助成する市区町村もあります。いつ受けるかは、かかりつけ医に相談できます。

お住まいの市区町村で確認すること

「例」の札を自分の市に置き換えるには、次の5つが分かれば足ります。案内に「過ぎたらどうなるか」が書いていないときは、窓口で聞いて大丈夫です。

年長のお子さんがいるなら、まず母子健康手帳のMRの欄を開いてみてください。2回目が記録されていれば、3月31日の札は今日で外せます。残りの多くは、遅れてもどこかに道がある手続きです。

この記事の制度と日程は、2026年10月31日に各機関の公式サイトで確認したものです。自治体の日程は2027年4月入園と入学の分で、税は令和8年分です。個別の判断はお住まいの市区町村、税務署や税理士に、子どもの体のことは医療機関か#8000に相談してください。

注

  1. 厚生労働省の2025年3月11日の事務連絡「麻しん及び風しんの定期の予防接種に係る対応について」。接種できる期間は2025年4月1日から2027年3月31日までです。 ↩

  2. 予防接種法施行令第3条。長期の療養などやむを得ない事情で受けられなかった場合は、事情がなくなってから2年以内に定期接種として受けられる特例があります。大阪市は、手順を踏まずに接種すると原則全額自己負担になると案内しています。 ↩

  3. 学校保健安全法施行令第1条。2027年4月入学なら、4か月前は11月末、3か月前は12月末です。広島市の2026年度の最終実施日は12月11日です。 ↩

  4. 学校教育法施行令第5条。2027年4月入学なら1月末までです。 ↩

出典・参考

まちがいに気づいたらお問い合わせからお知らせください。直したときは、記事の最後に何を直したかを書きます。

この記事を共有する