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身のこなし

七五三のママの服装 着物と洋装の格の合わせ方と、当日の段取り

七五三のママの装いは、訪問着や色無地でもセレモニースーツでも、子どもより一歩控えめにして家族の格をそろえれば安心です。予約や撮影の決まりは神社ごとにかなり違うので、写真館から食事までの段取りと一緒に先に押さえておくと当日が楽になります。

公開 約6分mamedia 編集部
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七五三のママの服装 着物と洋装の格の合わせ方と、当日の段取り

この記事でわかること

  • 訪問着や色無地は、文化庁の報告書では準礼装、京都市の案内では略礼装の扱い
  • 予約の要否、社殿に上がれる大人の数、撮影できる場所は神社ごとに違う
  • 写真は子どもが元気な午前に撮り、参拝は閉門が早まる神社もある11月の夕方を避ける
子どもの年齢3〜5歳

七五三のママの装いは、子どもの晴れ着より一歩控えめにして、家族みんなで格をそろえれば、着物でも洋装でも外しません。ただ、本当に迷うのは服より当日の段取りかもしれません。予約が要るか、何人まで社殿に上がれるか、どこで写真を撮れるか。同じ東京の神社でも、答えはそれぞれ違います。

年齢と日取りは、家族で決めてよい

七五三は、3歳・5歳・7歳の節目に神社へお参りし、ここまでの成長に感謝して、これからの幸せを祈る行事です。明治神宮の案内によると、もとは宮中や公家の行事でした。3歳の「髪置き」、5歳の男の子の「袴着」、7歳の女の子の「帯解き」のお祝いが、明治時代に今の七五三として定着しました。

数え年か満年齢かは、神社によって説明が少し違います。

明治神宮は、今は満年齢で女の子が3歳と7歳、男の子が5歳(地方によっては3歳も)で祝うのが一般的だとし、きょうだいを1回にまとめてもかまわないとも書いています。水天宮の答えは「神社では数え年を基本とするのが一般的」。そのうえで、どちらにするかは家族で相談して決めてもらっているそうです。

日取りも同じで、11月15日に祝う理由には諸説あります。明治神宮によれば、今は15日にこだわらず、前後の祝日など都合のよい日に行われているとのこと。仕事の予定とにらめっこする家庭には、ありがたい一文です。

ママの装いは、子どもの一歩うしろに

着物なら訪問着・色無地・付け下げ、洋装ならセレモニースーツかワンピース。一般的には、このあたりがママの七五三の装いの中心です。どれにするか迷ったら、主役は晴れ着の子どもだ、というところに戻ると選びやすくなります。

順番としては、子どもの装いを先に決めます。明治神宮の案内では、3歳の女の子は帯を結ばずに被布をはおり、5歳の男の子は紋付に袴、7歳の女の子は丸帯をしっかり結んだ友禅の着物が、伝統的な形として紹介されています。子どもが洋装なら、ママも洋装に寄せると、家族の並びが落ち着いて見えます。

意外なのは、着物の格の呼び方が、公的な資料でもそろっていないことです。

文化庁の和装の調査報告書(2023年度)は、訪問着・色無地・付け下げを「準礼装」に挙げ、紋は1つから3つ付けるものの、近年は付けない場合もあると書いています。ところが、京都市の「きものの種類」では、同じ3つが「略礼装」。色無地は紋が付くと礼装、紋がなければおしゃれ着になる、という説明も添えられています。文化庁の報告書にも、地域によって着る着物の種類に細かな差がある、という断り書きがあります。

だから、呼び名まで覚えなくても困りません。「留袖や振袖ほど改まらず、小紋や紬よりは改まった着物」と押さえておけば、七五三には十分です。

装い 向いている家族 気をつける点
訪問着 子どもも着物で、写真館で家族写真を撮る 柄が大きく華やかなものは、子どもの晴れ着と競いやすい
色無地・付け下げ 落ち着いた装いにしたい。祖母も着物で並ぶ 色無地は、紋があるかないかで格が変わる
スーツ・ワンピース 下の子を抱っこする。長い距離を歩く 膝が隠れる丈に、上着を合わせると改まって見える

表は、まず右の列から見てください。3歳の七五三では、下の子を抱っこしたり、ぐずった主役を抱き上げたりする場面がよくあります。動きやすさが、そのまま1日の満足度を左右するのです。明治神宮なら、どの入口からでも社殿までは歩いて10分ほどかかります。草履で参道を往復するつもりで、着物にするか洋装にするかを決めると、後悔が少ないでしょう。

着付けは、出かける前に済ませておくのが一般的です。赤坂氷川神社も身支度を済ませてから来るようお願いしていて、着付室を貸すのは、案内に名前のある2社を利用するときだけです。

家族の装いは、同じ段の格にそろえる

家族写真で浮かないこつは、色より先に格をそろえることです。ママが訪問着や色無地ならパパはダークスーツ、ママがセレモニースーツならパパもスーツ。一般的には、この組み合わせで大きく外れることはありません。

祖父母には、何を着るかを先に伝えておきます。そうすれば、ひとりだけ礼服、ひとりだけ普段着というずれは起きにくくなります。頼みにくいと感じたら、「写真がそろうとうれしい」と理由を添えると、角が立ちません。

色は、子どもの晴れ着が決まってから選ぶと迷いません。たとえば、晴れ着が赤や朱なら、ママは淡い地色か、紺やグレーのような落ち着いた色に。子どもと同じ強い色を大きな面で着ると、写真の中で主役の色がぼやけてしまいます。決まりではなく、見え方の工夫です。

七五三のママの装いの早見表。着物の格の表では、留袖と振袖は文化庁の報告書で礼装(第一礼装)、京都市の案内で礼装。訪問着と付け下げは文化庁で準礼装、京都市で略礼装。色無地は文化庁で準礼装(紋は1〜3つ、付けない場合も)、京都市で略礼装(紋があれば礼装、なければおしゃれ着)。小紋と紬は普段着、おしゃれ着・遊び着。家族の合わせ方の一般的な例は、ママが訪問着・色無地ならパパはダークスーツ、祖父母はスーツや訪問着。ママがスーツ・ワンピースならパパはスーツ、祖父母はスーツかワンピース。選ぶときの目安として、子どもの装いを先に決める、色は晴れ着を見てから選ぶ、抱っこと歩く距離で決める、着付けは出かける前に済ませる、を挙げ、避けることとして子どもと同じ強い色を大きな面で着る、黒留袖などの礼装、家族の格がばらばら、を挙げている。
着物の格は資料で呼び方が違う。家族の装いは同じ段にそろえる作成: 編集部 / 出典: 文化庁・京都市・明治神宮・赤坂氷川神社

予約と撮影の決まりは、神社ごとに違う

都内の3つの神社の公式の案内を読み比べると、予約の要否も、写真を撮れる場所も、驚くほどばらばらでした。

神社 予約と受付 撮影の決まり
明治神宮 予約なしの当日受付。9時〜16時20分。祈願はおよそ30分ごと プロのカメラマンに頼んだ記念撮影は控えるよう案内
赤坂氷川神社 予約制。9時30分〜16時の15分ごと 社殿前はご祈祷後の15分間だけ。建物の中は不可
水天宮 予約なしの当日受付。8時〜15時(祈祷は9時15分ごろから) 境内は撮影できる。社殿などの建物の中は不可

とくに、撮影の決まりは3社で大きく違います。出張撮影のカメラマンを頼むなら、カメラマンを予約する前に、行く神社の案内で撮れる場所と時間を見ておきましょう。

また、社殿に上がれる人数も同じではありません。赤坂氷川神社は人数の制限がなく、水天宮は大人6人まで(戌の日は2人まで)です。祖父母も呼ぶなら、ここで人数を確認しておくと、当日に慌てずに済みます。初穂料は、明治神宮と赤坂氷川神社が5,000円から、水天宮が1万円から。

下の子がいる家庭は、授乳とおむつ替えの場所も見ておくと安心です。赤坂氷川神社は社務所の1階に用意があり、明治神宮では、授乳室やロッカー、更衣室は当日の問い合わせになります。

写真館から食事までの段取り

段取りのいちばんの工夫は、着替えと写真を、子どもが元気な午前に寄せることです。着物での移動や祈祷の待ち時間で疲れる前に、いちばん残したい写真を撮り終えておけます。

  1. 前の週までに、祈祷(予約制の神社)と写真館、食事の予約時刻を1枚に書き出す。
  2. 子どもの着付けとヘアセットが終わる時刻から、家を出る時刻を決める。
  3. 写真館で、着崩れる前に家族写真まで撮る。
  4. 神社に着いたら、先に受付を済ませる。明治神宮は、希望の回の10分前までに。
  5. 祈祷のあと、神社の決まりの範囲で境内の写真を撮る。
  6. 食事は、子どもが着替えてからにするか、汚れにくい席を予約しておく。

もっとも、写真館での撮影を別の日にして、当日はお参りと食事だけにする家庭もあります。子どもが小さいほど、1日に詰め込まないほうが楽でしょう。

午後の遅い回は、避けたほうが無難です。11月の明治神宮は16時10分に門が閉まり、祈願の受付の締め切り(16時20分)より早くなります。11月と12月は閉門時間に注意するよう、明治神宮自身が呼びかけているほどです。

七五三の当日の段取りの図。1日の流れの一例は、8時に着付けとヘアセット、9時30分に写真館で撮影、11時30分に神社で受付、12時に祈祷、12時30分に境内で写真、13時30分に食事。11月の明治神宮は16時10分に閉門し、祈願の受付の締め切りの16時20分より早い。出かける前に確認する6つは、予約が要るか、受付の時間と締め切り、社殿に上がれる人数(水天宮は大人6人まで、赤坂氷川神社は制限なし)、撮影できる場所と時間、初穂料(3社では5,000円からか1万円から)、授乳と着替えの場所。3社の比較では、明治神宮は予約なしで当日9時から16時20分、プロのカメラマンに頼む撮影は控える。赤坂氷川神社は予約制で9時30分から16時の15分ごと、社殿前の撮影はご祈祷後の15分間だけ。水天宮は予約なしで当日8時から15時、境内は撮影できるが建物の中は不可。
七五三の1日の段取りの一例と、出かける前に神社へ確認すること作成: 編集部 / 出典: 明治神宮・赤坂氷川神社・水天宮

参拝の作法は、迷ったら神社の案内どおりに

拝殿の前で迷ったら、その神社の案内に従えば十分です。明治神宮の案内では、手水は両手を清め、手に水をためて口をすすぎ、もう一度両手を清める順番です。

お参りは、その案内では「二拝二拍手一拝」。お賽銭を納めて姿勢を正し、2回お辞儀をして、胸の前で2回手を打って祈り、最後に深く1回お辞儀をします。祈祷は神職の案内に合わせて頭を下げればよく、途中で子どもがそわそわしたら、抱き寄せて静かに見守れば足りるでしょう。

写真に長く残るのは晴れ着の子どもと、その隣で少しだけ控えめに装った家族の姿です。装いを一段下げて、段取りを1枚に書いておく。それだけで、当日のママは、子どもの顔を見る余裕を持てるはずです。

神社の受付時間や初穂料、撮影の決まり、開閉門の時刻は、2026年10月30日に各神社の公式サイトで確認した内容です。年によって変わることもあるので、出かける前に最新の案内を見てください。

出典・参考

まちがいに気づいたらお問い合わせからお知らせください。直したときは、記事の最後に何を直したかを書きます。

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